全く同じように見える2つの麺
そうめんと冷や麦は実は同じ?
夏ですね。
夏といえば
冷たい麺類が一番
と筆者は思います。
まもなく夏本番を迎えますが、中華料理屋では冷やし中華の取り扱いが始まりましたね。
我が勤務先の社員食堂でも冷やし中華が食べられるようになりましたよ。
ツルツルっとした食感とのどごしがたまりませんね。
冷やしうどんもいいですよね。冷やしたぬきも捨てがたいですね。
でも夏の麺料理といえば
「そうめん」と「冷や麦」
この2つを食べたことがない人はほとんどいないでしょう。
氷を浮かべた冷水にさらしたそうめんや冷や麦を箸ですくって、これまたキンキンに冷えためんつゆに浸してズズッとすする。
まさに日本の夏って感じですね。
食後のスイカもお忘れなく。
ところで皆さん
そうめんと冷や麦の違いを説明できますか?
えっ、そうめんと冷や麦は基本おなじもので呼び方が異なるだけ、ですって?
残念ながら正解ではありません。
たしかにそのような説もあるのですが、そうめんと冷や麦は厳密な違いが定義されているのです。
違いのカギは太さ
スーパーなどで乾麺として陳列されているそうめんと冷や麦は一見全く同じように見えます。
本当に違いがあるのかと思えるぐらいうり二つ。
色も同じですし、形も一緒です。
味も大きな違いはなさそうです。
ただ、食べ比べてみると微妙な差に気がつくはずです。
それは
太さ
です。
そうです両者の差は太さにあるのです。
日本農林規格(JAS)では乾麺の太さの定義が規格化されています。
となります。
ちなみに1.7ミリをこえると「うどん」になるそうですよ。
製法は?
材料に差異はなし
そうめんと冷や麦の違いは太さだけです。
細いほうがそうめん、太いほうが冷や麦というわけです。
これ以外に、たとえば材料などの差はなく、あくまでも太さによる違いということだそうですよ。
太さは外見からはなかなかその違いがわかりません。
その差もミリ単位ですから、ますます分かりづらい気がしますよね。
ちなみに昔は色の付いた麺が入っている方が冷や麦という時代があったそうです。
この色付き麺、飾り麺というのですが製造業者がそうめんと冷や麦を区別するために冷や麦にだけ飾り麺を入れていたそうです。
でも今ではそうめんにも飾り麺が入っているので、この方法での見分けは出来なくなっています。
製法によっては定義も変わる
また、乾麺であるそうめんと冷や麦は製法によって定義が異なるそうです。
機械で作る乾麺
と
手作業による手延べ干し麺
の2つの製法があるのですが、手延べ干し麺の場合は手作業なのでどうしても太さにムラができてしまいます。
そのため1.7ミリ以下であれば、そうめんでも冷や麦でもどちらでもいいという取り決めがあるそうです。
つまり手延べ干し麺のそうめんに限り1.7ミリでもそうめんを名乗っていいことになります。
厳密にいえば太さだけでなく製法にも注目する必要があるというわけです。
さて、そうめんや冷や麦のはなしをしていたら無性に食べたくなってしまいました。
今夜あたりそうめんもしくは冷や麦を腹いっぱい食したいと思います。
そうめんって結構万能な食材やと思うわぁ~
ゆでて、そのまま麺つゆで食べるのも良えし、野菜と肉と炒めても美味しいし、にゅうめんにしても美味しいしな!
食欲があんまりない人でもツルッといけるしな。