「父の日」商戦、真っ只中
プレゼント! プレゼント!!
「父の日」
ショッピングモールを覗いてみると、キャンペーンやセールを大々的に行っていますね。
父の日にかぎらず、近頃は
- 「バレンタイン」
- 「こどもの日」
- 「母の日」
- 「クリスマス」
と毎月のようにイベントが発生し、ショップはこれを宣伝します。
ちょっと乱暴な表現かもしれませんが「プレゼント買わなきゃヤバイでしょ」的なノリです。
だからみんな、それぞれの「日」にちなんでプレゼントを買うわけです。
でも、このような風潮を好まない人もいます。
といって眉をひそめる人もけっして少なくありません。
感謝の気持ち、忘れていませんか?
「父の日」がお父さんに感謝の気持ちを伝える日であるのなら、その方法はさまざまです。
「ありがとう」と言葉で伝えるもよし、手紙を書いてみる、なんていうのも意外性があって印象に残りやすいかもしれません。
料理を作ってあげるのも素敵ですね。
こうして考えてみると、プレゼントするというのも感謝を伝える方法のひとつなのです。
あまり高価なものは、お父さんもちょっと困ってしまうでしょうが、ちょっとしたプレゼントなら大いに「アリ」だと思いませんか?
企業にコントロールされている、と捉えてしまうとちょっと虚しくなってしまいますが、感謝を忘れなければプレゼントもそんなに悪いことには思えません。
みなさんは、どう思いましたか?
広がっていった感謝の気持ち
「父の日」の由来
感謝の気持ちが大切だという話をしました。
いまでは世界的な記念日である「父の日」も始まりは、自分たちを育ててくれた父親へのピュアな気持ちだったのです。
ではその由来をみてみることにしましょう。
話は1909年にまでさかのぼります。
アメリカ・ワシントン州東部にあるスポーケンという町に、ある夫婦が住んでいました。
二人は6人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしていましたが、やがて南北戦争が勃発すると一家の大黒柱である父親も戦場に駆り出されることになります。
父親不在のあいだ、母親が6人の子供たちを育てました。
戦争が終わり父親が復員すると、またもとの幸せな生活が待っているかに見えましたが、一家を突然の不幸がおそいます。
母親が急死してしまうのです。過労が原因でした。悲しみに打ちひしがれながらも、残された父親は男手ひとつで子供たちを育てます。
月日が流れ、子供たちがみな成人すると、まるでそれを待っていたかのように父親も亡くなってしまいます。
子供たちは父親に感謝の祈りを捧げたいと、教会の牧師にお願いをし、父親の誕生日である6月に礼拝をしてもらうことにしました。
このエピソードは全米に紹介され、注目されるようになります。
そして1972年に「父の日」としてアメリカで正式な記念日と認められるのです。
母の日はカーネーション、父の日は?
父の日のシンボル・フラワーは「バラ」です。
これはあまり知られていません。母の日にカーネーションを送るのは広く普及していますが、男性に花を贈るという行為はあまり一般的ではないからでしょう。
バラの色にも意味があります。
お父さんが健在であれば「赤」、亡くなっている場合は「白」を飾るのが習わしです。
それぞれのやり方で感謝を伝えよう
今年の「父の日」はバラをプレゼントするのも、新鮮かもしれませんね。
みなさんの思い思いの方法で感謝を伝えてあげてください。
感謝の気持ちを持ち続けるっていうのは難しいと思うんだ。
まさケロンも父の日をきっかけに、ちょっと考えてみよっかなあ。