吹き出物は「大人のニキビ」
ニキビは青春のシンボル
自他ともに認める「メタボじじい」である筆者にも青春時代はありました。いにしえの昔のことですが、筆者だってティーンエイジャーだったわけです。
今では懐かしい思い出でしかありませんが、若かりし頃の筆者は女の子にモテたいために、必死になってオシャレしたものでした。
その頃の筆者の悩みが「ニキビ」です。当時のニキビ治療薬のキャッチコピーに、
というのがあったと記憶しています。
でも、
ニキビ面ではモテないのです。
薬をぬったり、洗顔料で顔を洗ったりと、必死になってニキビを直そうとしたのですが、筆者の努力とは反比例して、まったく治る気配がありません。
やがて、決定的なことに気が付きます。筆者がモテないのはニキビ以前の問題だったのです。そうです、顔がブサイクだったのですね。
イケメンだからってモテるとは限らない、という声もあるでしょうが、どうせ付き合うなら筆者のようなブサイクな男よりも、イケメンを選ぶのが、世の女子の正しい反応なのではないでしょうか?
ちょっと脱線しましたが、今回は「ニキビ」と「吹き出物」の話です。
基本的には同じもの
「ニキビ」と「吹き出物」と聞いて、その違いについて皆さんは明確に説明することができますか?
と、問いかけてみましたが、実際はとてもシンプルです。
一般的に
- 20代までが「ニキビ」
- それ以上の年齢なら「吹き出物」
と呼ぶのが通例のようですね。
例を挙げると、
妻「やだー、こんなところにニキビができてる」
夫「おいおい、ニキビじゃないだろ。お前の場合は吹き出物だろ」
妻「はいはい、どうせ私はアラフォーですよ。失礼ね」
という具合です。
吹き出物の場合は、その原因に注目すべし
「吹き出物」のほうが原因は深刻?
同じものではあるのですが、毛穴の詰まりを引き起こす原因が異なります。
「ニキビ」の場合
まず「ニキビ」の場合、その原因は
「体の成長に伴うホルモンバランスの乱れ」
にあります。ホルモンのバランスが乱れ、過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさぎ「ニキビ」となるのです。
ということは、ホルモンバランスが正常に戻れば、自然と治癒していくことになります。確かに、ある時期を過ぎると、うそのようにニキビが減少していきます。そんな経験をしたことのある人は多いはず。
「吹き出物」の場合
対して「吹き出物」になると、事情が変わってきます。ホルモンバランスの乱れが引き金となるのは「ニキビ」と同じなのですが、
- ストレス
- 不眠
- 偏った食事
- 喫煙
- 過度な飲酒
などの生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れていくのです。
「ニキビ」は成長に伴うホルモンバランスの乱れが引き起こすものだとすでに説明しました。ちょっと飛躍しすぎかもしれせんが「大人になるための通過儀礼」のようなもので、避けては通れないものと考えることもできますよね。
ところが「吹き出物」は
「あなたの生活習慣、見直すべきではありませんか?」
という身体からの「プチ警告」ととらえることもできます。
こう考えてみると、同じ症状ではあっても、かなり大きな違いがあるように思えてきますね。
命にかかわるものではないが…
あまり気持ちの良いことではありませんが、筆者が調べた限り、「吹き出物」が悪化して死に至るようなことが起きた例はありませんでした。
でも、重度の場合、化膿してしまうなどの深刻な事態に至ることも決して少なくないそうです。だから「吹き出物」を「大人のニキビ」などと侮るのは禁物です。
しっかりとしたケア、そしてあまりにも症状が長引くようなら皮膚科に相談することを考えたほうが良いのかもしれません。身体からの「プチ警告」を受け止めてあげてくださいね。
吹き出物で死に至らなくても、放置してると別の病気になって死に至る可能性も・・・・。プチ警告、無視できないね!