当たり前過ぎて…
電車の運転見合わせに涙する
日本の鉄道は世界でも珍しいぐらい時間に正確である、という話を聞いたことがあります。
確かにその通りかもしれません。いつもの時間に駅に着けば、いつもの時間に電車に乗ることができ、結果としていつもの時間に会社や学校に到着します。電車が正確に動いてくれているおかげで、平和な日常を送ることができるといっても過言ではありません。
だからこそ怖いのが運転見合わせや遅延。今はスマートフォンなどから事前に情報を得ることができるので、駅に着いて初めて
「おい、電車止まってるじゃん」
なんてことは少なくなりましたが、それでも迂回しなければならないなど、面倒であることに変わりはありません。
普段利用しない電車のめちゃくちゃ混んでいる車内で
「いつもなら座って行けたのになあ」
などと苦い思いをするわけです。
運転見合わせや遅延を100パーセントゼロにすることは当然不可能であることはいうまでもありません。
鉄道会社の職員さんたちの日々の苦労の上に「正確な運行」が成り立っているわけです。感謝しなければなりません。でも、それが当たり前過ぎて、感謝を忘れていることってありますよね。
自動ドアに拒否されると意外にへこむ
考えてみると「動くはずのものが動かない」ものって意外に多かったりしませんか?
例えば自動ドア
近づいても一向に開く気配がない。
今日はこの建物、閉館しているのか?
いや、そんなことはあり得ない、平日だぞ。ドアの前まできたが、扉は固く閉じたまま。
故障だな。
ところが後ろから来た男性はすんなりとドアが開き、入館できた。
えっ、どういうこと。再度ドアの前に立つもののすでに閉じたドアはびくともしない。開くはずの自動ドアが全く動かない。
しかも自分だけダメで他の人は全く問題なし。
これはかなりへこみます。そんなことはない、と思うかもしれません。
でも実際に自分の身に起こったとしたら、へこむかどうかは個人差ですが、慌てることは間違いありません。
自動ドアに気に入られる方法
鍵はセンサー
自動ドアの仕組みを簡単に説明します。センサーで人の接近を感知して、ドアが開くようになっており、いくつかの方式があるのですが日本で一番多く使われているのが「光線式」と呼ばれるものです。これは光の反射を利用して、人を感知します。
他の人はすんなりと開くのに、自分のときは扉は固く閉じたまま、不審者だと思われているのか、などとネガティブに考えてしまいがちですが、あくまでも光が反射するかどうかの問題だったのです。
どうしたらいい?
センサーは機械なので、ときにはうまく動かなかったりします。自動ドアが開かない原因の多くは服装の色にあるようです。
- 黒っぽい色の服は光を反射しにくいため、センサーが気がつかない、結果としてドアが開かないというわけです。
- ドアマットと同じ色の服も反応しにくいといわれています。
対処法としては、黒っぽい服は避け、光沢のある素材のものを選ぶと効果があるそうです。
しかしビジネスともなると中々うまくいきません。取引先などを訪ねるのなら無難な黒系統のスーツを選ばなければならないでしょう。自動ドア対策だけのために光沢のあるものを身に着けるというのも現実的にはすこし難しい面もありますね。
解決策として一番簡単なのは、
「自分がダメなら人に開けてもらう」
です。
人が来るまで待つ。これが一番確実です。深夜など建物の営業時間外ならいざしらず、平日の日中なら人の往来は多いはず。おそらくそれほど待たずにほかの人が来ることでしょう。
また、小物を光が反射しやすいものにしてみる、というのも一つの手です。ハンカチやバッグならある程度自由に選べることでしょう。
普段は当たり前すぎて、そのありがたみに気がつかないもの。時々は感謝の気持ちをもちたいものですよね。
頭ツルツルピカピカの人を連れてくれば自動ドアは間違いないと・・・!!