コミュニケーション術 住まい・暮らし

ライバルに差をつけよう。「パーソナルスペース」を熟知するという選択

Written by 言祝(kotoho)

知っておきたい身の回りの長さ・大きさ

それは瓶から始まった

百均の店内を歩いていたときのこと。買い物も済み、他に面白いものはないかとぶらぶらしていたら、とある商品が目に入りました。

インスタントコーヒーの瓶のフタの代わりに取り付けると、中身を振り出せるようになるグッズです。興味を惹かれて手に取って見てみました。

瓶の大きさによって大・小の二つのサイズが用意されています。ということは大きさが分からなければ購入できないのです。

さて、どれぐらいの大きさだったっけ。分かりません。買うのはあきらめました。

こういうことは事前に調べておかなくてはいけない、自分が悪いのだ。と反省する一方で、今回のような

「アドリブ的要素の強い、衝動買い」

に備えての事前調査なんてありえない、という気持ちもあって、なんとなくすっきりしません。

どちらの意見も一理あります。ただ確かに把握しておいた方が良い、身の回りの長さや大きさっていうものはあるのだと思います。



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それはカッコわるいよ

例えば、ワイシャツやスーツのサイズ。把握しておくと、便利です。買い物がスムーズになります。

玄関の間口の広さを把握しておくのも実は重要なのだとか。大型家電などを配達してもらう際に、玄関よりも物が大きくて、入れることが出来ないというトラブルは決して珍しくないのだそうです。

それから指輪のサイズ。これは自分のではなく、パートナーのサイズということになりますね。

「指輪をプレゼントしたいのたけど、サイズを教えて?」

なんて聞くのはカッコわるいかもです。

パーソナルスペース

「これ以上近づくなよ」

知っておいた方が良い長さや大きさについて、さらにふくらませていきましょう。

パーソナルスペースというものを知っていますか?

「対人距離」

とも言われているようです。

他人に近づかれたら、警戒してしまう距離のことです。

「これ以上近づいてくれるなよ」

と思うボーダーラインと言い換えればイメージしやすいのではないでしょうか。

性別や文化など様々な要因で変化するそうで、研究している専門家もいるとのこと。

一般的に相手に好意をもっているほど距離は短くなり、そうでない場合は長くなる傾向があり、男性より女性のほうがその距離は短いとされています。

親しい人、好意をもっている人は1メートル以内でも大丈夫。反対に快く思っていない人物に対しては、距離に関わらず目が捉えただけでも不快になることもありまして、「目障り」という表現はひょっとしたらここからきているのかもしれません。

パーソナルスペースについては、相手がどう感じているか、も配慮しなくてはいけないのではないでしょうか?

自分と同じように、相手もパーソナルスペースをもっているからです。

自分と相手のパーソナルスペースが一致していればうまくいくのですが、そうでないと、ちょっと厄介なことになります。

自分は不快な思いをしているのに、相手は近づいてくる。逆に、相手が嫌がっていることに気づかず一歩二歩踏み出してしまう。

「共感」というスキル

パーソナルスペースが可視化できると素晴らしいと思いませんか?

壁のようなグラフィックで表示されて、好きな色を選択できたりして、誰かが侵入してくると警告音が鳴る。

相手に対する好意によって伸びたり縮んだり。好かれていると思っていた人のスペースが目の前で広がっていったら、ヘコみますね、たぶん。

パーソナルスペースを無視しても、特に罰則はありません。ストーカー行為にまで及んだら罰せられることもあるけれど、それぞれの良心、相手のことを思いやる気持ちでうまくやってもらえませんか、というのが現状の「ルール」です。

簡単なことではないです。でも、そんなにムズカシイことでもないはず。

尊重すべきは、自分のパーソナルスペースよりも、相手のスペース。

お互いが、これを意識すればうまくいくとおもうのです。

自分のパーソナルスペースは把握しているけれども、相手のは知らない、知ろうともしない、では、ちょっと困ってしまうかもしれません。大切なのは「共感」です。相手のことを気遣うスキルを磨いていきたいものです。

まさケロンのひとこと

人によってパーソナルスペースは全然違うもんね。まずは相手のことを考えてみるって、大事かもしれないね~!

masakeron-happy


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」