前回、「酢ムリエ」や「デザートビネガー」について紹介しました。
酢ムリエが考案した飲むお酢「ビネガー」。お酢が健康に良い理由!
ですが、そもそもお酢がどうやって作られているかご存知でしょうか?
長期により熟成する場合もあるので、ながければ2年近くかかる場合もあるのです。
なので、どうしても値段が高くなってしまします。
しかし安いお酢は、連続醸造法というものを使っているので、数時間から24時間ほどで作れるのです。
高いお酢と安いお酢の違いは、
発酵させる方法
にあるのです。
今回は、高い値段で売られているようなお酢の作り方について紹介したと思います。
お酢の作り方
初めに、お酢の作られる工程について紹介していきます。
米蒸し
原料である白米もしくは玄米を大きな樽で蒸します。
こうじを作る
蒸した米に麹菌をふりかけ、こうじ室に運び米麹を作ります。
アルコール発酵させる
簡単に言うと、お酒を作ります。
米麹と水、そして普通のお米を樽の中に入れアルコール発酵させるのです。
種酢を入れる
種酢を入れることにより、酢酸発酵をさせます。
種酢は、酢酸菌または発酵の終わったもろみの一部です。
お酒からアルコールを抜きお酢に変えるので、この酢酸菌は「酒豪」の菌ですね。
熟成させる
樽の中を40度に保ち、熟成させます。
期間は物によって違いますが、90~500日かけて熟成させるものもあるそうです。
そして、熟成させている期間に酢を外気に触れさせ酸素と混ぜあわせます。
これをオリ引きというのです。
ろ過する
ついにお酢が誕生する瞬間です。
酢のもろみをろ過し、不純物を取り除きます。
火入れ
この工程は、お酢が再び発酵しないようにするために、70~80度で殺菌します。
これで、完成となるのです。
お酢の調理意外の使い方
お酢といえば、料理に使うものです。
しかし、料理以外にも使える万能な調味料だと知っていますか?
その使い方をいくつか紹介したいと思います。
髪の毛のお手入れ
実は、お酢って
リンス代わり
になるって知っていましたか?
シャンプーをしたあとの髪の毛は、アルカリ性に近い髪質になっています。
本来の髪の毛は、弱酸性です。
弱酸性であるお酢を使う事で中和し、手触りがよくなります。
洗面器1杯のお湯に対して、30mlのお酢を入れてください。
そして、髪全体に行き渡るようになじませすぐにすすぎ落とします。
洗濯物にもお酢
選択した衣類に残ったアルカリ分をお酢の酸で中和することによって「フワッ」と仕上げることが出来ます。
いわば、柔軟剤みたいなものですね。
すすぎが終わりに近くなると、水が透明になってきます。
その時に、お酢30mlを洗濯機の中に入れてください。
その後は、しばらく洗濯機を回し、衣類にまんべんなくお酢を行き渡らせてから脱水をします。
こうすることにより、洗濯の仕上がりが「フワッ」となるのです。
このように、お酢にはいろいろな使い方という物が存在します。
本当に万能な調味料ですね。
しかし、あくまで調味料です。
過剰に使うのは、お勧めしません。
お酢ってこんな風に作られてるんやねぇ~
使い方も色々あってホンマ便利やな!
調理意外の使い方は、例えばリンスが切れてたりして無いって時に代用で使ったりするのをお勧めするでぇ~