このアルバイトはやせた
働きながら痩せる?
本屋に行くと様々なダイエット本が陳列されています。
筆者もどちらかというとぽっちゃり体型。年齢的にもメタボが気になります。
だから会社の健康診断は憂鬱です。
ダイエットに興味があるかと問われれば、あります、と答えるでしょう。
実際、ダイエットに成功したことだってあるのです。
20代の時に愛用していたデニムのパンツが40代で履けた時もあったんですよ。
どんな方法でダイエットしたかというと、月並みだけどウォーキング。雨の日以外は毎日欠かさず30分のウォーキングを行った結果2ヶ月で10キロ近く痩せることができました。
食事の量はいっさい減らすことなくです。
もともと食いしんぼだった筆者はとにかく間食が多く、家族にあきれられるほどでしたが、ウォーキングだけでスリムな体型を手に入れることができたのです。
結局リバウンドしてしまい、以前にもましてぽっちゃりした体型に戻ってしまいました。
当然前述したデニムのパンツはもう履くことができません。
人間というのは恐ろしいもので、一度ダイエットに成功すると変な余裕ができてしまうんです。
リバウンドしてぽっちゃり体型になった今でも、自分は本気になればいつでもダイエットできる、なんて余裕こいてるんですね。
俺は本気でダイエットする気がないだけ、本気を出したらすぐにスリムな体型に戻れるのだ、なにしろ2ヶ月で10キロ減という実績があるのだから、と開き直っています。
自分のことながらあきれてしまいます。
まあ、ダイエットするには体を動かすのが一番です。
モデルのような体型を手に入れようとするなら地獄のようなトレーニングが必要になってくるのでしょうが、標準的な体型であればそれほど激しい運動を自分に課さなくても手に入れることができると思いますよ。
これは筆者の開き直りではなく、経験から話しています。
大事なのは継続すること、軽い運動でいいから毎日続けること。これがダイエット成功の秘訣です。
というわけでダイエットというキーワードでネットサーフィンしているとおもしろい記事に出会いました。
「痩せることができる仕事」
を紹介している記事です。
社会人であればプライベートな時間よりも職場で働いている時間の方が多いことは明白です。
であれば仕事をしながら痩せることができれば最強のダイエットといえるのではないでしょうか。
仕事なのですからそう簡単にやめることはできませんし、いやでも継続することになります。しかも給料がもらえるのです。
筆者が目にした「痩せることができる仕事」の紹介記事は女性向けのものでした。
詳しくは書きませんが、意外や意外、第一位は「香水ショップ」だそうです。よけいな食欲を減退できるようです。
常に柑橘やバラの香りなどに囲まれて仕事をしていると、まるでお菓子を食べているような感覚に陥るそうで、間食をしなくなるとのこと。
結果10キロやせたという体験談が載っていました。
これは意外でした。「痩せることができる仕事」と聞いてスポーツインストラクターなどの体を動かす系の仕事を想像していましたから。
そこで今回は筆者が今まで経験したアルバイトで痩せることができたものを紹介していきたいと思います。
本来なら何キロやせた、というデータを紹介できればいいのですが記録を取っていないため、筆者のそのころの記憶に頼るというなんとも情けない紹介とはなりますが、半分話のネタ程度にとらえていただければと思います。
第5位 着ぐるみのアルバイト
専門学校の学生だったころのアルバイトです。
なぜ痩せるのかは説明不要でしょう。筆者がこのアルバイトを経験したのは夏でした。
あるイベントのオープニングに出演者と一緒に着ぐるみをきてステージにあがるだけの、登場時間が極端に少ない仕事だったのですが、それにも関わらず死ぬほど汗がでました。
どんなに水分をとっても体を冷やしても汗が止まらないのです。
人間はここまで汗をかくことができるものなのかと恐ろしくなるぐらい汗がでます。
そして食欲が完全になくなります。
バイトが終わって2~3時間は経過しないと固形物が食べられないほどでした。
何キロやせたかは定かではありませんが、頬がこけるほどでした。即効性はありますが、長期間続けると体調を崩す危険性ありです。
第4位 舞台の照明のアルバイト
これも学生のころ経験したアルバイトです。
照明器具が半端なく熱を発散させるので暑いことこの上ない。
このアルバイトは秋に経験しましたが、半袖でないとやってられません。
しかもやけど防止のため軍手着用を義務づけられていたために暑さが増します。
2人一組で照明器具を操作するのですが途中で相方の具合が悪くなってしまい、後半をすべて一人で担当したときは
逃げ出そう
と思いました。
やはり食欲がなくなり、水物ばかり口にしていました。
夏に厚着をしてストーブの前に座るようなイメージです。
まさにガマン大会です。でも着ぐるみよりはましでした。
第3位 立ち食いそば屋でのアルバイト
飲食関係の仕事は一見太りそうですが、全く逆です。
筆者は厨房で簡単な調理を任されていたのですが、鴨南蛮に使う肉のにおいがひどくて食欲がなくなりました。
鴨南蛮は筆者が勤めていた店の看板メニューであり、調理済みのものは本当に美味かったのですが…
料理のにおいと食材のにおいは別物です。
筆者が肉が苦手なのはあのにおいに囲まれて仕事をしていたからだと思います。
飲食店でのバイトなので食事は店のものを自由に食べて良いことになっていたのですが、食べる気がしませんでした。
店によっては異なるのでしょうが、筆者は個人的には厨房での作業は二度としたくありません。
においのために食欲がなくなり、かなりのダイエットになったはずです。
やせたい人には飲食店で働くことをおすすめします。
まかないは飲食店で働く者の特権ですが、あまり食べたいと思わないのではないでしょうか。
第2位 倉庫内のピッキング作業
まさに体を動かす仕事です。
求人誌などに
「誰でもできる軽作業」
と書かれていることがありますが、筆者も「軽い物を運ぶ作業」なんだと早とちりしてアルバイトに応募したことがあります。
でも重い物も運びます。むしろ男性の場合は重い物しか運びません。
ちなみにピッキングとは倉庫内の商品を出荷のために注文票などを参照しながら集めてくる作業です。
とにかく倉庫内を動き回ります。規模にもよりますが、大きな倉庫だと端から端まで移動するのに10分近くかかる場合があります。
そんな広い場所を重量物を満載したカートを押しながら移動するのですから、良い運動になります。
筆者がピッキングのバイトで生計を立てていた当時、あごの線がくっきりとして今の顔とは比べものにならないほどシャープな輪郭を保っていました。
そのころの写真を見るとほっそりしていてまるで鉛筆みたいです。
体を動かす仕事のためとても腹が減ります。結構がっつりと食べていましたが全く太りませんでした。健康的にやせられます。
第1位 コールセンター
デスクワークのため痩せる要素が皆無のコールセンターが堂々の第一位。
なぜ痩せられるのかというと…
精神的に追いつめられるからです。
筆者は企業向けのコールセンターに勤めていたことがあります。
コンピューターシステムの障害対応窓口でした。
顧客には有名企業が名を連ねていました。
システムダウンが発生したら新聞に載るぐらい重要な保守を担当していたのです。
地獄のような毎日でした。
障害が発生すると30分以内に復旧させないといけないという契約が結んであるため、時間との戦いです。
ところが修理担当者や必要な部品が手配できず、ほとんどのケースで30分以内復旧は現実的に不可能でした。
すると営業担当者から罵倒の電話が入ってきます。
つねに爆弾を抱えながら仕事をしているような状態でした。
そんな業務でしたから食事も定時にとれるわけがありません。
むしろ食事できれば幸運なほうで、ほぼ毎日食事することができませんでした。
一日が終わるとぐったりです。家に帰るとすぐ寝てしまっていました。
体はガリガリにやせてしまい、あばらが浮き出ているほどでした。
でも精神的なプレッシャーからやせているので全く健康的ではありません。
おそらく10キロ以上はやせたのだと思います。
でも絶対におすすめしません。精神的におかしくなってしまう可能性があるからです。
いわば病的に痩せることになるのです。
また常に追い詰められた状況になるため休みの日もゆっくりとリラックスできることはありません。
コールセンターを選ぶなら法人相手の業務ではなく一般の顧客を対象とした業務を選択することを強くおすすめします。
以上が筆者が経験した「痩せることができる仕事」です。かなり個人的な経験であり、偏っている部分もありますがご容赦ください。
まさケロンも最近お腹がでてきたから痩せないとな~。
今度着ぐるみのアルバイトでもやろ!