和食の無形文化遺産登録がきっかけ
和食メインの可能性も
京都市教育委員会が和食中心の小学校給食を検討する委員会の設置を決定しました。
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのがきっかけです。
現在京都市の小学校では給食における和食の割合が週4日といわれています。
これは新潟市に続いて全国で2番めに多い数字です。
委員会では約1年かけて「味噌汁と漬物を毎日提供」「おばんさいの献立化」などについて審議する予定です。
パン食をやめる案も
パン食ゼロは極端という意見も
審議内容には
パン食をやめる
という案も含まれています。
審議の結果によってはパン食がゼロになる可能性もあるとのこと。
これに対しパン業界は強い懸念を示しています。
京都パン協同組合の山本理事長は
と語っています。
同組合によると市内には給食用のパン工場が5箇所あり、給食用の米飯も炊いているため仮にパン食がゼロになったとしても経営には影響は出ないとのこと。
ただし、市との協定で大規模災害の際に提供するパンの製造も行う必要が有るため施設を稼動状態に維持しておく必要が有り影響は大きいと説明しています。
これに対し市教育委員会は
としています。
山本理事長は委員会の人選にパン業界関係者も含めてほしいとしたうえで、児童に対してアンケート等を行うよう要望する予定だと話しています。
昔は給食といえばパン
ご飯が登場したときは衝撃だった
山本理事長によればパン食は60年以上の歴史があるということです。
筆者の記憶の中でも給食といったらお馴染みのコッペパンでした。
ときどき揚げパンがでて、それがとても楽しみでした。
定かではないのですが小学校高学年のころに数回ご飯が出たことがありました。
その時の衝撃は忘れられません。
まるでちょっとしたイベントでした。
ご飯は毎日家で食べているので別に珍しいものではなく、大騒ぎする必要はないのですが、給食でごはんを食べることができるというのは当時としては画期的だったのです。
地域によって違いはあるようですが現在はご飯給食が多いようですね。
いまの子どもたちは揚げパンを食べる機会が少ないようです。
あんなに美味しい物を食べられないなんて可愛そうだと思ってしまいます。
京都市の給食和食化についてはこれから審議が行われるため、まだ結論は出ていません。
個人的にはパン食ゼロは少し極端な気もしないではないです。
でも最優先させてもらいたいのは児童たちの希望だと思います。
さすがに給食でパンがでえへんくなるんはアカンのとちゃうかな?
揚げパンが食べれんくなるんは辛いわぁ・・・